手や足の先端が温まりにくく慢性的に冷えているようで
あるのならば冷え性かもしれません。
冷え性とは本来働く体温調節機能が上手く機能していない状態です。
主な原因はストレスや不規則な生活などの自律神経の乱れ、
血液循環の悪化、女性ホルモンの乱れなどがあります。
冷え性により血流が悪くなってしまうと、ホルモンの分泌や肌にも影響がでてしまいます。
そのため、日常でできる足の効果的な温め方を知り冷え性を予防しましょう。
Contents
足の効果的な温め方
日常生活で無理なくできる足の温め方をご紹介します。
実は女性の冷え性の80%は自律神経の乱れが原因ともいわれています。
自律神経は血管を収縮させる働きのある交感神経と血管を拡張する働き
のある副交感神経からなっていて、一日のうち両方の働きがバランス良く
切り替えられることで全身に血が巡り体温を正常に保つことができています。
そのため自立神経のバランスが乱れてしまうと血の巡りが悪くなってしまい
冷え性を引き起こしてしまいます。
自律神経が乱れてしまう原因として生活習慣が乱れていないかを
チェックすることが足を温めるためには大切です。
足を温める入浴方法
よく足が冷えている状態で布団に入るとなかなか眠れないことが
あります。快適な睡眠をして翌日のパフォーマンスを上げるためにも
足を温める入浴方法を試してみましょう。
足や体を温めようと温かい、もしくは少し熱めのお風呂に入ってしまい
がちですが、実は血流を促し心と体をリラックスさせることができる
温度というのは38℃~40℃ぐらいのぬるめだといわれています。
額からじんわり汗がでる程度の15分ぐらいを目安につかります。
また入浴は就寝1時間~1時間半前に入るようにすることで体温が
0.5~1℃ほど上昇し中途覚醒が減少して寝付きが良くなります。
また入浴剤は硫酸かナトリウムが主流の粉末タイプの物を選ぶことで
保温効果が期待できます。
体を温める食べ物
体を温める食べ物を意識して取ることで
外側からだけでなく体の内側から温めることができます。
東洋医学では体を温める食べ物を陽、体を冷やす食べ物を陰として区別しています。
体を温める食べ物と冷やす食べ物の見分け方は育つ環境、発酵しているか
どうか、色・形・成分などで見分けます。
体を温める食べ物一覧
<冬が旬、寒冷地で育つ、暖色系、水分が少ない、発酵食品>
・カボチャ
・にんじん
・タマネギ
・レンコン
・ゴボウ
・ジャガイモ
・玄米
・鮭
・納豆
・キムチ など
体を冷やす食べ物一覧
<夏が旬、南国が原産地、地上で育つ、寒色系、水分が多い>
・キャベツ
・レタス
・キュウリ
・なす
・ほうれん草
・小松菜
・タケノコ
・梨
・スイカ
・メロン
・アサリ
・パイナップル など
足を温めるツボや運動(エクササイズ)
冷え性に効果的な足のツボがあります。
・三陰交というツボで内側くるぶしから指4本分上の
骨と筋肉の境目にあります。
・そこのツボを刺激することで体の水分と血流の改善に
効果があり少し痛気持ちいいぐらいに刺激を与えてみましょう。
冷え性に効く血流促進運動です。
・膝を立てて仰向けに寝てお尻を上げます。
・このまま足をぱたぱたと上下にふるような感覚で動かします。
そのときのポイントは膝の位置を変えないことです。
・30回ほどやってみましょう。
冷え性を改善するための生活習慣
冷え性を改善するためには生活習慣を整えて
自律神経の乱れを直すことが重要です。
そして体を温める食べ物で内側から温め、
セルフマッサージなどを行い足のツボを刺激してみましょう。
また入浴の仕方ひとつでも足を温かく保ち心地よい睡眠ができるため意識してみましょう。