ダイエットというと食事や運動などが注目されがちですが、
実は睡眠も大きく関わっています。
睡眠の質を良くすることでカロリーの消費量を上げて痩せやすい習慣作りが
できます。逆に睡眠不足などになっている状態というのは太りやすいといわれて
いるので注意する必要があります。
睡眠とダイエットの関係や効果的にするためのポイントをご紹介したいと思います。
Contents
睡眠がダイエット効果を高める！？
ただ眠っているだけなのに、ダイエット効果があるというのは
信じがたいことですが、実はちゃんとした理由があります。
睡眠中には成長ホルモンという体や心を回復させるホルモンが
分泌されます。その成長ホルモンには脂肪分解作用があり、
1日当たり300kcalの脂肪を消費するといわれています。
たったの300kcalと思うかもしれまえんが、1ヶ月でも
9000kcalのカロリー消費に相当し中途半端な食事制限や運動よりも
とても効果があると考えられます。
逆に睡眠不足の人などは90kcal程度に消費量が落ちるため、脂肪燃焼
効率が悪くなりさらには食欲増進ホルモンであるグレリンが増えて
太りやすくなることもわかっています。
睡眠ダイエットのポイント
成長ホルモンにはカロリー消費以外にも
アンチエイジング効果もあるので、
ダイエットのみならず美容にも有効的です。
そしてしっかりと眠れているとレプチンというホルモン
が増えてムダな食欲を抑える効果もあるので、太りにくい
習慣を自然と手に入れることができます。
それでは実際に睡眠の質を上げてダイエットに
生かすためのいくつかのポイントをご紹介したいと思います。
適切な睡眠時間
人によって適切な睡眠時間は違うと思いますが、
一般的に脳や体を休めて十分な休息を得るには7時間が必要になります。
コロンビア大学の研究では睡眠時間が7時間の人に比べ、
5時間では52％、4時間だと73％も肥満率が高くなることが
明らかになっています。
そのため、適切な睡眠時間をとる意識と習慣が必要です。
タンパク質の摂取
タンパク質は成長ホルモンの材料になります。
動物性（肉、魚）と植物性（大豆）がありますが、
両方をバランス良く摂ることが大切です。
ダイエット中ならば、夜は
なるべくヘルシーなメニューが良いと思いますので
魚や大豆料理でタンパク質をしっかりと摂りましょう。
また眠る3時間前までに摂ることでタンパク質が消化、
吸収されて睡眠中に成長ホルモンとして働いてくれます。
リラックス
リラックス状態を作ることで心地よく入眠ができ
睡眠の質もあがるため成長ホルモンがしっかりと分泌されます。
寝る前などはなるべく激しい運動や興奮状態を
さけて心身を落ち着かせるような過ごし方をすることが大切です。
入浴後に軽くストレッチをすることで、体がほぐれて
リラックス状態を作ることができるのでおすすめです。
体内時計の管理
私たちの体内では1日周期でリズムを刻む体内時計
が備わっています。朝に目が覚めて夜に眠くなる
という状態が続くのはこの体内時計のおかげです。
この体内時計をしっかりと管理することで
安定した眠りの習慣を手に入れることができます。
よく週末などに夜更かしをしてしまい週明け
全然眠れなくて辛いという方も多いのではないでしょうか。
そのため、なるべく週末であっても起きる時間を
同じにすることが体内時計を一定に保つ上で大切になります。
たくさん眠りたいという方は普段よりも早めに就寝して
翌朝は同じ時間に起きることでリズムを安定させることができます。
美しく痩せるための習慣
睡眠中に分泌される成長ホルモンはダイエットや
美容には大切な存在です。
無理な食事制限や運動で体を酷使するよりも
しっかりと毎日ぐっすりと眠れている習慣を
作れているかということが、美しく痩せるためには必要になります。
ご紹介した睡眠ダイエットのポイントを抑えながら
睡眠の質を改善してダイエットを効果的に行ってみましょう。
