睡眠ダイエットというのをご存じでしょうか?
眠っているだけなのにダイエット?
なにか矛盾するようにも思えますが、
実はこの睡眠ダイエットというのはしっかりと
効果が証明されたダイエット方法でもあるのです。
睡眠は人生の3分の1であることから、
私たちの暮らしの中で切っても切り離せない関係です。
そんな睡眠とダイエットはどのように結びついているのでしょうか?
ダイエットを意識されている方やダイエット方法を探していた方
など、睡眠ダイエットを知ることで痩せる習慣を身につけてみてはいかがでしょうか。
Contents
睡眠ダイエットとは?
睡眠ダイエットとはもともとアメリカの睡眠学の権威、
マイケル・ブルース博士が提唱し話題になったダイエット方法です。
被験者を集め食生活、運動習慣を変えないで毎日質の高い
睡眠をとらせるという実験を行いました。
すると、驚くことに10週間で1.5~8kgの減量が現れるという結果出たのです。
もともと眠っている間はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)
を周期的に繰り返しています。
脳がレム睡眠(浅い眠り)の時は意外と多くのカロリーを消費しています。
その消費カロリーはおよそ300キロカロリーで、これは時速10kmのランニングを
20分するのと同じになります。
睡眠ダイエットの効果とホルモン
睡眠ダイエットでは体重を減らせるだけでなく、
美肌効果も期待できます。
質の良い睡眠をとることで成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンとは子供の成長に作用するだけではなく、
大人でも体の疲労を回復し、体組織を修復・再生する
働きがあります。
肌もそのうちの一つで新陳代謝をよくさせ血行を活発にし
肌の老廃物を取り除いてくれる役割もあります。
成長ホルモン以外のダイエットに効くホルモンもあり、以下の
効果が期待できます。
食べても太りにくい体づくり
GLP-1というホルモンが小腸の粘膜から分泌されます。
このGLP-1の量が多い人は食べてもあまり太らないという
特徴を持っています。
食欲をコントロール
満腹のサインを送るホルモン、レプチン。
食べ過ぎてしまうのを抑える効果があります。
食事をはじめてから20分ぐらいで分泌されるので
ゆっくり食べることで効果が現れます。
幸せを感じる
幸せホルモンと呼ばれるセロトニン。
精神の安定を図るだけではなく、食欲をコントロールする働きも
持ち合わせています。
ストレスをあまり溜めず、適度な運動をすることで増やすことが
できます。
老化予防と太りにくい体質に
メラトニンというホルモンで老化の原因である活性酸素を除去し、
新陳代謝をあげて太りにくい体質にします。
メラトニンは朝起きて太陽を浴びてから15時間後に分泌されるので、
体内リズムを整え規則正しい生活をすることが大切です。
睡眠ダイエットの方法は?
睡眠ダイエットの方法は毎日7.5時間の質の高い睡眠を続けます。
その際、成長ホルモンが分泌される午後10~午前2時の時間帯は
眠っているようにしましょう。
そして効果が高めるための方法をいくつかご紹介します。
夕食は睡眠の3時間前には食べ終わる
寝る直前に食事をとってしまうと、胃や腸が活発になり深い眠りができません。
また食べたものが消化されないと、朝食が食べれなかったり食事のリズムが
くるってしまいます。
そのためにも睡眠時間から逆算して食事を終えるようにしましょう。
午後2時以降はカフェインをとらない
熟睡をするためにも午後のカフェインは控えた方が効果があります。
カフェインの持続時間は量にもよりますが健康な人で4~6時間あるので
手軽に飲めるコーヒーやエナジードリンクなどには注意しましょう。
お風呂は寝る1時間前に
深い眠りをするためには体温を下げることが大切です。
人間の体というのは体温を下げないと体を休ませることはできないので、
入浴後眠りに向け体温を下げる必要があります。
睡眠前のテレビやスマホはNG
テレビやスマートフォンの画面から発せられる光は入眠の妨げになります。
スマホの画面から発せられるブルーライトにより身体が「今は日中だと」と感じ
害してしまいメラトニンの分泌量が低下してしまいます。
さらに脳が覚醒状態になってしまい眠りに入りづらくなります。
睡眠ダイエットまとめ
食事や運動だけでなく、睡眠でもダイエットをはじめられ、
健康や美容にも効果があるのは嬉しいですね。
睡眠の質を高める方法を実践しながら、眠りながら綺麗になりましょう。